久留米工業大学『3日間でぎゅっと楽しむ AI✕工学 探究学習2025』に参加しました!

本校のキャリア探究コースの生徒たちが、3日間にわたり久留米工業大学で開催された 高大接続教育プログラム3日間でぎゅっと楽しむ AI✕工学 探究学習2025』に参加しました。

当日は、キャリア探究コース担任の安尾先生、副担任の津久田先生、そして情報科教員の私(椎葉)が引率しました。


活気あふれるプログラム

3日間のプログラムでは、AIや工学の魅力を体験できる多彩なテーマに挑戦しました。
生徒たちは大学の実験室や講義室でグループに分かれ、真剣に議論したり、笑顔で交流したりと、終始活気にあふれていました。

印象的だったテーマの一例をご紹介します。

  • AIチャットキャラクターを作ってみよう
  • AIで分析するMBTIと職業の関係性
  • 骨格分析でシュートの方向を予想 PKストッパーAIをつくろう

どのテーマも、学びながら楽しめる仕掛けがたくさんあり、生徒たちは夢中で取り組んでいました。

ダブル受賞の快挙!

本校生徒が所属するチームが、なんと ベストプレゼンテーション賞ベスト探究賞 を同時に受賞しました。

  • ベストプレゼンテーション賞
     テーマ:「その着こなしイイネ!AIによる学校制服の装い評価」
  • ベスト探究賞
     テーマ:「ロケットの安定飛行を科学する」

表彰の瞬間には大きな拍手が湧き、それぞれのチームは自分たちの努力が実を結んだことを喜びあっていました。


受賞者インタビュー

ベストプレゼンテーション賞チーム

(左から、佐伯弥胡さん、植木隼人さん、北村勇愛さん)

Q. プレゼンテーションで特にここを頑張った、という点はありますか?また、終えてみてどんな経験ができましたか?

植木さん: 探究の内容自体も頑張ったんですけど、やっぱり最終日になって「プレゼンテーション賞があるんなら獲りにいっちゃおう!」と心が燃えてきました。一人が上手く話せても意味がないので、メンバー全員でレベルをそろえられるように、お互いにアドバイスを出し合いました。大勢の前で発表するのは緊張しましたが、思いきって挑戦できたのが良い経験でした。他校の人とも協力できて、探究を通して「一緒に作ることの面白さ」を改めて感じました。

ベスト探究賞チーム

(左から、髙武愛子さん、牧山直樹さん、稲増心花さん)

Q. ロケットについての探究はどうでしたか?やはり難しかった?また、終えてみてどんな経験ができましたか?

牧山さん: ロケットの飛行を分析するのは想像以上に難しく、Excelを使って飛距離などを計算するところでは、僕にとっては凄すぎて何でこんなことができるんだろうと思いました。
実際にいろんな構造のロケットを作って飛ばすのは本当に楽しかったです。先生方はとても分かりやすく教えてくださり、サポートしてくれた大学生の方々もとても優しくて心強かったです。難しい部分も丁寧にサポートしてもらいながら、自分たちの言葉で発表をまとめることができました。
収穫は、ロケットというテーマに興味を持てたことです。正直、電車で遠出すること自体も新鮮な体験でしたが(笑)、すべてが刺激的で、挑戦する楽しさを実感できました。


引率教員のコメント

安尾先生(キャリア探究コース担任)

「これまで校内でさまざまなプレゼンテーションに挑戦してきた経験が、今回しっかりと発揮されていたと感じました。生徒たちは、自分たちの言葉で堂々と発表し、チーム全員で一つの成果を作り上げる姿勢がとても印象的でした。短い期間の中で集中してやりきったことが、今後の自信につながると思います。」

津久田先生(キャリア探究コース副担任)

「今どのグループのテーマも本当に面白そうで、AIや工学の魅力を感じさせる内容ばかりでした。生徒たちは真剣に取り組みながらも楽しそうに活動していて、とても頼もしく思いました。この経験を通して、学ぶことの面白さや仲間と協働する大切さを実感してくれたのではないかと思います。」


おわりに

今回のプログラムを通して、生徒たちはAIと工学の可能性に触れるだけでなく、協働する楽しさや自分の探究を発表する喜びを実感しました。

私自身も引率しながら多くを学ぶことができました。大学での学び方は確実に変わってきており、講義を聞くだけでなく、自ら問いを立て、データを集め、仲間と議論しながら解を探していく姿勢が求められています。そうした学びに必要な 「主体的に課題を見つける力」 や 「協働して課題を解決する力」 は、高校のうちから意識して育んでおくべきだと改めて感じました。

純真高校では今後も、このような学びの場を大切にし、生徒一人ひとりの探究心と未来につながる力を育ててまいります。

投稿者プロフィール

椎葉 圭
情報科主任