精神・理念
Spirit & Philosophy
建学の精神
気 品
知 性
奉 仕
育てたい3つの生涯スキル
純真学園では、学園祖・福田昌子による建学の精神「気品」「知性」「奉仕」を兼ね備えた人材の育成を目指しています。
さらに2024年より純真高等学校では、この建学の精神を元にして、3つの育てたい生徒像「協働」「自己探究」「貢献」を設定。これら3つのスキルは、変化の激しいVUCA時代において必須とされる3要素です。「協働」とはチームワークスキル、「自己探究」とは課題に対する解決策を主体的に考え出そうとする力、そして「貢献」は周りへの貢献、さらには社会への貢献力です。

スクールミッション
建学の精神である「気品」「知性」「奉仕」を基盤に、多様な価値観を尊重し、挑戦する勇気と自己管理能力を備えた、未来を切り拓く人材を育成します。また、生徒一人ひとりの長期的な成長を支えながら、地域や社会に貢献できる力を育む学校を目指します。
教育目標
- 傾聴力とマナーを身につけ、人を思いやることのできる人材の育成
相手の話を丁寧に聴き、礼儀正しく接することで、他者との信頼関係を築ける力を養います。この力を通じて、相手の気持ちや考えを深く理解し、共感をもって接する姿勢を身につけた人材を育てます。
- 他者との交流や協働を通じて、人に学ぶことができる人材の育成
多様な価値観を持つ人々と交流しながら、他者から学び、自分自身を客観的に見つめる力を育みます。このプロセスを通じて、自分の意見を持つことの重要性を理解し、主体的に学び続ける姿勢を身につけた人材を育てます。
- 自律心を持って未知の課題に挑戦し、社会や人に尽くすことのできる人材の育成
自ら課題を見つけ、それまでに学んできた知識や経験を活かして解決策を考える力を養います。この力をもとに、未知の課題にも積極的に取り組み、社会の中で責任を持って行動できる人材を育てます。
スクールポリシー
- 卒業の認定に関する方針
(グラデュエーション・ポリシー)
本校では「探究×DXで未来を切り拓く人材を育成する学校」として、卒業までに生徒が以下の資質・能力を身につけることを期待します。
- 卒業の他者を尊重し、相手の意見に耳を傾け、基本的なマナーを身につけて行動できる姿勢。
- 他者との交流や協働を通じて、広い視野で物事を捉え、自他の意見を整理し、新たな価値を創造する力。
- 自ら目標を設定し、計画的に行動しながら未知の課題に挑戦し、地域や社会への貢献を目指す能力。
- 教育課程の編成及び実施に関する方針
(カリキュラム・ポリシー)
本校は、「生徒一人ひとりの長期的な成長を支える」という基本理念のもと、グラデュエーション・ポリシーに掲げた資質・能力を育む教育課程を編成し、実施します。
- 他者との交流や協働を通じて、課題解決力を高める教育課程を編成する。
- 傾聴力を養い、他者の意見を尊重しながら、自分の考えを言語化する力を育む教育活動を展開する。
- 未知の課題に挑む力を育む探究学習を行い、地域や社会と連携しながら、生徒の実践力を引き出す授業を実施する。
- 入学者の受入れに関する方針
(アドミッション・ポリシー)
本校を志望する生徒には、建学の精神である「気品」「知性」「奉仕」を基盤とした次の力を持った生徒を求めます。
協働力
他者を尊重し、協力し合える人間性と傾聴力を持ち、自分の考えを自分の言葉で伝えられる生徒。
自己探究力
自分と向き合い、自身の将来に関心を持ち、自らを高めようとする意欲を持つ生徒。その過程で直面する課題に対して、諦めずに粘り強く取り組める生徒。
貢献力
社会に興味・関心を持ち、その課題に対して自分に何ができるかを考え、行動できる生徒。
設立
ヒスタミン研究により史上最年少の医学博士号を取得した偉大な創始者・福田晶子が設立した歴史のある学校「純真学園」。その歴史は昭和31年、「学校法人 純真女子学園」が設立されたことに始まります。
創設者の願い
清潔で温かく大らかな雰囲気の中でその人、その人のすぐれた天分を伸ばし、情操を豊かにし教養を高め、博愛の精神を身につけて新しい時代の日本が要求する気品高き、知性にすぐれた、しかも真に社会に奉仕し得る人材を育て上げたい。

学園内にある創設者「福田昌子」像
歴史
昭和31年、私学としては福岡県において戦後3番目となる「純真女子高等学校」を開設。翌昭和32年には「純真女子短期大学」を、昭和42年には「東和大学」を開設しました。産婦人科医でもあった福田昌子は、豊富な医療経験と知識を活かして、昭和40年に私学では初となる衛生看護科を純真女子高等学校に設置しました。また、東和大学においても創設当初より医療電子工学科を設け、その後、臨床工学技士の資格取得を目指せる、当時としては九州唯一の臨床工学コースを設置。常に医療の最前線で活躍する人材の育成に尽力してきました。
学園開設より50余年、本学園は、地域社会の求める実践的職業人を多数輩出、教育文化の振興に寄与するなど、多大な実績を上げてきました。平成19年度には学校法人の名称を「学校法人 純真学園」に、「純真女子短期大学」を男女共学の「純真短期大学」へと変更・改組しました。さらに、新たな50年に向けての大きな一歩として、平成23年4月、医療系4学科を九州地区で初めて同時設置する「純真学園大学」を開学しました。
沿革
昭和31年4月 | 純真女子高等学校普通科を創設 |
昭和40年4月 | 純真女子高等学校に衛生看護科を設置 |
昭和41年4月 | 純真女子高等学校を男女共学に変更 |
昭和43年4月 | 純真女子高等学校を東和大学附属東和高等学校に校名変更 |
昭和59年5月 | 東和大学附属東和高等学校校舎増築工事竣工 |
平成3年8月 | 東和高等学校特別教室増築工事竣工 |
平成6年3月 | 福田学園武道館竣工 |
平成9年2月 | 福田学園本館竣工 |
平成14年4月 | 衛星看護科を看護科・看護5年一貫コースへ移行 |
平成19年4月 | 東和大学附属東和高等学校を純真高等学校に校名変更 学校法人名を福田学園より純真学園に改称 |