純真高校広報チームです。
2025年4月より始動する「キャリア探究コース」。このコースでは、本校が文科省指定のDXハイスクールである旨味が教育活動の中で存分に発揮されます。その中でも目玉となるのが「独自」の「探究科目」です。英数国といった通常の授業に加えて、今社会で求められているスキルを習得する授業も受講できるのです。今回は、アプリ開発が組み込まれる「情報探究」のご紹介です。さらに、なんと、2025年4月よりリニューアルされる特進コースの生徒もカリキュラムに組み込まれています。
独自探究科目「探究シリーズ」
本校では「探究シリーズ」と呼ばれ、「探究基礎」「理数探究」「情報探究」「キャリア探究」の4つで構成されます。
いずれの科目も、今の時代に合致した実用的なスキルが身につく、ことがポイントです。
一生モノの思考の型を身につける「探究基礎」
はさみの数が増えれば増えるとほど減るものは?
この問いに30秒間で思いつくことをあげてみてください。
まず最初に、「紙」。
次に「髪の毛」が浮かんでくるのではないでしょうか。
次にハサミ自体に焦点を当てると...
「切れ味」または「寿命」...
このようなアイデアも生まれてきます。
「はさみ」の定義を変えると答えも変わってくる
ここで「はさみ」を「洗濯ばさみ」と捉えると、「洗濯物が減る」ととることもできます。「風で飛ばされる洗濯物が減る」ということですね。
これはなぞなぞのようなクイズのようなものですが、これを延長させたところに、実社会でのリアルな問題の解決スキルにつながっていきます。
住宅地に人気カフェができ渋滞が慢性化、交通事故が多発。どう解決する?
ここでは人気が増えた結果の交通量を減らすためにはどうすればよいかを考えればよいですね。交通量を減らすには、駐車場の位置を住宅街外に設置してもらう、テイクアウトを強化し滞在時間を減らす、繁忙時間帯は予約制にするなど、様々な解が考えられます。
2〜3年生になるとアプリ開発を目指す「情報探究」があるため、1年生で遭遇した問題点への解決策の1つの手段としてのアプリ開発というのもありでしょう。お客さんの混雑状況を見える化するアプリを作って提供し、混雑緩和を目指す。そんなこともできるかもしれません。
探究脳
このように、実社会のリアルな課題や問題を解決するための土台となる「探究脳」を育てるのが「探究基礎」です。
起こり得る課題に対する答えを探すための訓練を行い、問題解決の思考を自分のものにするためのカリキュラムになります。
使用教材(予定)
2024年12月時点での使用予定教材・プログラム*は次のようになります。私学だからこそ実現できるバリエーションの豊かさとコンテンツの充実度。
*キャリア探究コース、特進コースで採用されるものが一部異なります。
教材・プログラム | 特徴 |
---|---|
Question X | カードゲームで問いを立てられるようになる |
エナジードCORE | 未来を生きていく上で必要な「自分で考え、動く力」を学ぶ |
スタディサプリ探究講座 | 思考の型を基礎から発表まで習得できる |
哲学対話(2024年度実績) | 対話を通じて問いを深める哲学対話、哲学ウォーク |
オリジナル | 生成AIやプロンプトエンジニアリング等の教材を久留米工業大学と共同開発 |
大学入試にも大活用できる
ここで得た思考法は将来のあらゆる場面で役立つはずです。さらに、大学入試は、「暗記型」から「思考型」へと変化を遂げているところですので、現在の入試への対応スキルも身につきます。また、総合型選抜入試を目指す生徒にとっては、授業を受けること自体が最高の受験勉強になります。学校推薦や総合型選抜は、自分自身の思考を言語化して、相手(大学)に伝える技術が求められます。
受験対策にもなり生涯のスキルにもなる。これが探究基礎です。