探究 注目

【探究クラス】高大接続探究型学習教育プログラムへ参加! -AIx工学の探究学習@久留米工業大学-

純真高校広報チームの岡田です。

8月27日、28日、1学年の探究クラスが年間の探究プログラムの一貫として、高大連携パートナーとなる久留米工業大で開催された「探究型学習教育プログラム」に参加してきました。福岡、佐賀、宮崎などから100名超が大学に集結し、「AI x 工学 探究学習」に取り組みました。

探究型学習教育プログラムとは

高大連携・高大接続の取り組みとして、2024年8月27日より久留米工業大学で開催された探究型学習教育プログラムです。PBL型(=課題発見・解決型)に特化した講座が「AI入門コース」と「工学入門コース」の2両面で展開され、各高校の生徒の皆さんが初対面の状態から最終的にはプレゼンテーションまで行うものです。

AI入門コースの講座一覧

工学入門コースの講座一覧

また、このプログラムを受講することによって、入試区分のうち、総合型選抜の「課題発見・課題解決型高大接続」入試の受験権利が得られる、というのも特徴。ここで作成したプレゼンテーションスライドを実際に入試でも使用OK。1年生の場合は2年後活用することもできるそうです。

今回は台風の影響で、3日目がキャンセルとなり、2日間開催となりましたが、一緒に参加した各校の教員にとっても学びがおおいほど、充実したプログラムでした。

プログラム1日目

キャンパスに到着

工業大らしい最先端テクノロジーにあふれたキャンパスです。

開講式

100名超がシアターホールに集結しました。

受講講座選択

第1希望〜10希望までをスマホ上で入力し、講座選択。先生の紹介も行い、顔が分かった状態で第1希望を最終決定。

ミニ講話「正しい進路選択の勧め」(佐賀大学より)

進路選択をどのように考えればよいか、を分かりやすく講演いただきました。

ランチ

無料で提供いただきました。ボリューム満点でとてもおいしかった、と好評でした。ここでは積極的に担当の先生方やTA(サポート担当の学生)さんが声をかけているのが印象的でした。こういったことは互いにハードルが高いもの。親身なサポートを普段からされていることを体感できました。

工業大らしくお米は自動

チーム活動【基礎】

午後からは配属された講座に分かれ、チーム活動。

1日目はアイスブレイク、基礎知識の修得、社会的背景、課題の発見、目的の設定を行いました。

プログラム2日目

チーム活動【応用】

2日目は午前も午後もチーム活動の応用編。解決方法の組み立てから実践、プレゼン資料の作成まで行いました。

3日目のプレゼンがキャンセルとなったため、講座によっては、タブレットPCに向かって1人プレゼン動画撮影し、成果発表を行う教室もありました。

閉講式

最後にホームルームを行い、閉講式へ。代表者1名へ修了証書が授与され、本校の1年生が代表者として登壇いたしました。

参加生徒の声

今回、探究クラス以外からも全校で参加希望をつのり、勇気を持って参加をしてくれた生徒もいました。

他校の生徒とのチーム活動が初めは緊張したけど、こんな貴重な経験は探究クラスじゃないとできないと思った。

次の目標が決まりました。今回仲良くなった他校の生徒とコンテストに出場します。

2年生や3年生にまじってのグループワークでしたが、自分がチームをひっぱっていけた。日頃の教室やってきたこと、それと、自分に自信が持てた。

難しくついていくのが大変だったけれど、自分のやりたいことの方向性が見えた気がした。

私は広報担当ですのでこのようなイベントをどのように開催すれば参加者がワクワクするのか、という視点で全講座を数回に分けてオブザーブさせていただきました。感じ方は様々だと思いますが、どの教室でも大学の先生方が少年少女のように好きな分野(専門分野)を熱く語る姿が印象的でした。この熱量はどんな状況でも伝染するものですね。

特に、今回のイベントを中心的に進行されていた河野教授の講座内容や展開、高校生との関わり方、さらには私たちとコミュニケーションまで、引き込まれるものがありました。

そして、学生アシスタントの皆さんが高度な内容を高校生でもわかる内容にうまく変換されており、とても良い味を出してくださっていたました。

このような企画で生徒の未来は大きく広がるもの。企画くださったことに心から感謝しています。

この体験を次に活かすためのリフレクションに期待

今回、約20講座分を2日間オブザーブしてみて、思いっきり楽しんでいる生徒もいれば、難易度の高さに苦しむ生徒もいました。いずれにせよ、この体験を次に活かせるかどうかは、自分自身を客観的に振り返ることができるかどうか、が鍵を握ります。

全参加者ともに日常的に授業でリフレクションをする習慣のある生徒たちですので、まずは自分自身と向き合い、課題を把握し、2学期からの新たなミッションの設定をすることを期待しています。

AIまたは工学において、PBL型の探究学習に特化した2日間。探究クラスには純真高校の探究のプロフェッショナルとして、希望参加をしてくれた生徒は各自のクラスの先導者として、学校をひっぱっていってほしいと願っています。


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岡田 直也

元経営者の英語科教員。入試広報部長。IIBC AWARD OF EXCELLENCE 2023受賞。TOEIC(LR)990点。英検1級。Anaheim University (TESOLコース)。出版:「TOEIC満点講師が教える科学に基づいた英単語の勉強法」(NY出版)「英語のプロ300人に聞いた 日本人のための 絶妙な言い回しフレーズブック」(DMM英会話)他

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