【速報】純真高校が令和8年度DXハイスクール重点類型で継続採択(3年目)されました!
― 共創科スタート、「探究×DX」の学びがいよいよ実践へ ―
このたび純真高等学校は、文部科学省「令和8年度 高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」において、重点類型「特色化・魅力化型」として継続採択されました。
この類型での採択は全国でも10校のみで、福岡県の私立高校では本校のみとなります。これまで進めてきた「探究×DX」の取組が評価され、今年度はその内容が実際の授業や活動として本格的に動き出します。
「DXハイスクール」とは?
DXハイスクールは、AIやデータサイエンスなどの分野を支える人材を育てるため、理数・情報系の学びと探究的な学びを組み合わせて進める国の事業です。
本校では、「データや情報をもとに考え、自分の言葉で説明し、他者と協働できる力」を育てることを目指しています。
令和8年度の大きなポイント
■ 共創科がスタート
令和8年度より新学科「共創科」がスタートしました。
共創科では、「自分の人生を主体的に設計し、多様な人と手をとりあって、次の時代をつくる人材」の育成を目指します。正解のない問いに対して自らの力で「最適解」を導き出し、他者と合意形成を図りながら行動できる力を育てていきます。
学びの中心となるのは、「探究基礎」「理数探究」「キャリア探究」「情報探究」など、9単位にわたる探究科目です。教科の学びを実社会と結びつけ、「なぜ学ぶのか」を自分なりに意味づけられるカリキュラムとなっています。
そして、共創科の学びを特徴づけるのが、週に3コマ設定されている裁量的な時間です。
この時間は、クラス全員で同じ課題に取り組む通常の授業とは異なり、生徒一人ひとりが「自分にとって今必要な学び」を主体的に設計し、実行する時間です。
例えば、自分の興味や課題意識から生まれたテーマをプロジェクトとして探究することも、目標とする進路の実現に向けて受験勉強の計画を立てて実践することもできます。
このように、生徒が自らの学習をマネジメント(計画・実行)する経験を通して、「学びに向かう力」を段階的に育てていきます。
具体的な活動としては、「生きるとは」「働くとは」といった問いについて語り合う「哲学対話」や、地域課題に向き合う「高校生株式会社」への参加などがあります。これらの活動を通して、生徒一人ひとりが自分の価値観を言葉にし、社会とつながりながら学びを深めていく、共創科ならではの仕組みです。

■ 「情報探究」で、データを使って考える
本校のDX教育の中心となるのが「情報探究」です。
この授業では、データやAIを使いながら、「根拠をもとに考える力」を育てます。
例えば、
- 身近なデータをグラフにして特徴を読み取る
- AIを使って画像を分類したり、簡単なアプリを作る
- データをもとに「なぜそう言えるのか」を説明する
といった活動に取り組みます。
ただ使うだけでなく、「その結果は本当に正しいのか?」と考えることも大切にしながら、情報を正しく扱う力を身につけていきます。

■ 「高校生株式会社」で社会とつながる
本校の探究学習をさらに発展させる独自の取り組みが「高校生株式会社」です。
この活動の目的は、会社を設立すること自体にあるのではなく、生徒たちが地域社会の課題を自分事として捉え、その解決に向けて主体的に行動する力を育むことにあります。
この取り組みは、主に「キャリア探究」の授業と連動して進められます。生徒たちは、まず会社のような仕組みを模擬的に体験しながら、地域の課題発見やプロジェクト化に挑戦します。これは、単にアイデアを考えるだけでなく、社会の中で実際にアクションを起こす経験を通して、学びをより深く、自分事として捉えるための本校独自のプログラムです。
また、「高校生株式会社」は、学校内だけで完結する学びではありません。
多様な他者と協力し、自分たちの力だけでは解決できない問題に挑む必要があります。
地域の企業や大学の先生など、様々な分野で活躍する大人たちの力も借りながら、生徒たちは課題解決に挑戦していきます。
これらの探究活動が発展した先に、生徒が主体となる会社という形があります。
あくまで目的は、生徒たちが課題解決のプロセスを通して社会とつながり、未来を切り拓く当事者意識を育むことです。
「高校生株式会社」は、そのための大切な学びの仕組みとなっていきます。
■ DSPが学びの拠点に
校内のデジタル活用スペース「DSP(Digital Science Place)」も、学びの中心的な場所として活用されています。
DSPでは、
- データ分析
- プログラミング
- AIの活用
- プレゼン資料や動画の制作
などを一体的に行うことができます。
グループで話し合いながら考えたり、大きな画面で成果を共有したりと、「一人で考える」と「みんなで考える」を行き来しながら学びを深めることができる環境です。
また、eスポーツ大会などのイベントを開催し、地域の小中学生と交流するなど、学校の外へ学びを広げる場にもなっています。
■ 大学・企業と連携した学び
本校では、大学や企業の専門家と連携しながら授業や探究を進めています。
- データの分析方法についてのアドバイス
- 探究テーマへのフィードバック
- AIの活用方法についての指導
など、実際の現場に近い視点で学ぶことができます。
こうした連携により、生徒の学びがより深まり、教員の授業改善にもつながっています。
これからの純真高校
令和8年度は、「探究×DX」の取組が本格的に形になるスタートの年です。
共創科の開設や新しい授業を通して、純真高校はこれからも、生徒一人ひとりが「自分で考え、判断し、行動できる力」を育てていきます。
DXハイスクールとしての今後の純真高校に、ぜひご期待ください。

投稿者プロフィール
- 情報科主任





