働き方改革

副校長がセミナー登壇 -一般社団法人私学労務研究会SRKラボ-

純真高校広報チームです。

本校の学校改革の立役者であり教員にとっての水先案内人である、的野副校長一般社団法人私学労務研究会主催SRKラボの説明会に組み込まれるセミナーへの登壇が決定いたしました。全国規模の研修会にも登壇される本校自慢の副校長です。

セミナーの概要

こちらで紹介しております。

働き方改革の推進者である副校長

的野陽副校長は、大学を含む学校法人純真学園の法人事務局長でありながら、本校副校長、さらには事務長という三足のわらじをはく純真高校のマルチタスクプレーヤーです。プレーヤーでありつつ、私たち教員を導くファシリテーターでもあります。

全国規模の研修での講師もしており、私学の働き方の変革を先導している頼れる副校長です。

セミナーの様子

登壇後インタビュー

全国規模で活躍される副校長。なぜそこまで学校改革に力を入れているのか、インタビューをさせていただきました。

1. 教員の働き方の改革にメスをいれている最大の原動力は何でしょうか? 

~純真高校を「『超人』じゃなくても教員が続けられる学校」にしたい~

この想いが、私の働き方改革を推進する最大の原動力です。『超人』というと、スーパーマンやキン肉マンを思い浮かべる方もいるかもしれません(私の世代の感覚なので、少し古いかもしれません)。

しかし、ここで私が言う『超人』とは、「金八先生」のような熱血教師を指します。金八先生のように「年中無休で生徒一人ひとりに寄り添い、全力を尽くす」先生は、私もカッコイイと思いますし、憧れます。ただ、先生も生身の人間です。このような「超人的な」働き方では、普通の人は身体も心も持ちません。

純真高校も、多くの熱心な先生方に支えられています。しかし、献身的に働く先生方が「疲れている」のも事実です。このような先生方の献身性に頼り続けるのではなく、純真高校を「普通の人間でも教員を続けられる学校」にし、先生方がいきいきと働ける職場にしたい——これが私の本気の願いです。

2. 改革を進める中でご自身の働き方や考え方に変化はありましたか?

大きな変化はありませんが、働き方改革を進める中で「気づいたこと」があります。
それは、特にシニアの先生方の多くが「自分たちの時間を管理されることに慣れていない」ということです。
言い換えれば、「生徒のためなら自らの時間を惜しまないことが『あたりまえ』になっている」とも言えます。このような献身的な価値観を持つ先生方に改革の必要性を理解していただくためには、その献身性に敬意を払いつつ、丁寧に説明を重ねることが大切だと感じています。

3. なぜ今回のセミナーで登壇しようと考えましたか?

 まずは、お声がけいただいた私学労務研究会さまのお役に立ちたいと考えました。昨年8月のセミナーに登壇させていただいたことは、純真高校のブランドイメージの向上につながり、私自身にとっても貴重な経験となりました。その機会をいただいたことに、深く感謝しています。

次に、純真高校の先生方に「本校の働き方改革は社会的にも支持されている」と感じてもらいたいと思いました。

さらに、生徒・保護者の皆さまや中学校関係者の方々をはじめ、私立学校での勤務を考えている方々にも、純真高校が「積極的に働き方改革を進めている学校」であることを知っていただきたい——そんな思いもありました。

4. 参加者からはどのような感想がありましたか。

「ちょうど昨日視た学園ドラマの一幕で、今日の的野さんのお話と同じような問題提起がなされる場面があったのを思い出しました。このような新しい視点で働き方改革に本気で取り組んでいる学校が実際にあるのだと知り、勇気づけられました。これからも頑張ってください!」
(参加者の社労士の方)

このようなありがたいお言葉をいただき、とても嬉しく、励みになりました。実は、このドラマには放送前から興味があり、録画はしていたのですが、まだ視聴できていませんでした。そこで、帰宅後すぐに録画を確認しました。

1月26日(日)放送の学園ドラマの一幕
A先生:「こんな話があるんです。とある有名な学園ドラマの新シリーズが始まるたびに、日本中の学校が荒れて、学級崩壊を起こす…」
B先生:「えっ、そのドラマってあの…」
A先生:「はい、そうです。あなたもたぶん憧れたあのドラマですよ。『生徒のために奔走するスーパー熱血教師以外は教師にあらず』という空気を作ってしまった。」

この場面を見て、「社会も確実に変化している!」と感じました。こうした社会の変化が、学校現場の働き方改革の追い風になることを期待しています。

5. 最後に、この記事をお読みになる皆さんにコメントをお願いします。

 現在、学校現場では「生徒一人ひとりの個別最適な学び」や「誰一人取り残さない教育」など、教育改革が求められています。これらを真に実現するためには、教員の役割の変化や教育DXの推進が不可欠です。しかし、その教育改革を担う現場の教員が「忙しすぎる」ことで、知識・スキル・価値観のアップデートが進まないという課題があります。

純真高校では、「教育改革を実現するために最も重要な課題は、教員の働き方改革である」と捉え、これからも積極的に働き方改革を推進していきます。

最後に、このような貴重な機会をいただいた私学労務研究会様に、心より御礼申し上げます。

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岡田 直也

元経営者の英語科教員。入試広報部長。IIBC AWARD OF EXCELLENCE 2023受賞。TOEIC(LR)990点。英検1級。Anaheim University (TESOLコース)。出版:「TOEIC満点講師が教える科学に基づいた英単語の勉強法」(NY出版)「英語のプロ300人に聞いた 日本人のための 絶妙な言い回しフレーズブック」(DMM英会話)他

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