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SLOW FOOD LEARNING JOURNEY #3 -徳島現地研修 2泊3日-

一般社団法人 日本スローフード協会が主催する「Slow Food Learning Journey」プログラム。一般財団法人三菱みらい育成財団の2024年度助成事業に採択されたこの教育プログラムに、純真高校の4名の生徒が参加しています。
SLOW FOOD LEARNING JOURNEY #1 -スローフードのプログラムに純真高校より4名参加決定!- - 純真高等学校

オンライン講座からリアルへ

10月22日(火)のオンライン講座を終え、いよいよ徳島県での現地研修に参加することになりました。今回参加するのは、日本スローフード協会の方々、大学生メンター、そして全国から選ばれた4校の高校生たちです。先日の第1回オンライン講座で画面越しでの自己紹介は済ませていますが、実際に顔を合わせるのはこれが初めてとなります。生徒たちはこの日を心待ちにしており、非常に楽しみにしていました。

SLOW FOOD LEARNING JOURNEY #2 -オンラインでつながる研修プログラム- - 純真高等学校

徳島県三好市

研修場所は徳島県三好市祖谷です。

徳島県三好市は、地元の食材や持続可能な農業が根付いており、地域特有の食文化を守りながら発展させる取り組みが進んでいます。いわば、日本のスローフードの最先端。また、三好市はジオパークに認定されています。(「ジオパーク」とは:地球の歴史や自然の特徴、地質学的価値を保護し、教育や観光資源として活用するための地域的なネットワークです。具体的には、地球の成り立ちや過去の出来事を示す貴重な地質遺産を持つ地域が「ジオパーク」として認定され、その地域全体が地質学的な観点から保護・活用されます。)

研修会場「楽校の宿 あるせ」
(「楽校の宿 あるせ」とは:廃校になった旧有瀬小学校を宿泊兼滞在型交流施設としてリノベーションし、2016年にオープン。地元の方の思い出と希望が詰まった施設です。)

1.地域の方と地元の食材を使った郷土料理作り

現地研修では、地域の方々と一緒に地元の食材を使った料理作りを体験しました。三好市ならではの、地域で採れる新鮮な食材を使った郷土料理に挑戦しました。
猪、岩とうふ、ごうしゅいも、りゅうきゅうなど、初めて見る食材や、普段耳にしない食材もあり、参加者は新たな発見と驚きがありました。

2.フィールドワーク

地元の役場の方とともに、三好市の地域資源や食材、農業の現状を学ぶフィールドワークを行いました。土地の歴史や農業の特徴、地域振興の取り組みについて丁寧に説明していただきました。
現地のお茶作りを行っている方からも直接話を聞くことができました。

3.農業体験

地元の農家の方から直接指導を受けながら、コエグロという地域特有の農産物を作る体験をしました。これは、地域の伝統的な方法を学びながら、実際に手を動かして行った体験でした。
農家の方に直接質問する時間もあり、農業に関する疑問や地域の食材に関する知識を深めることができました。

4.大学生メンターとの探究テーマミーティング

夜の時間では、大学生メンターとともに、現地研修の中で得た学びを基に、探究のテーマを見つけるためのミーティングが行われました。研修で体験したことを深掘りし、自分たちのテーマを考えました。
そして、最終日には、見つけた探究テーマについて発表しました。

SLOW FOOD LEARNING JOURNEYの徳島現地研修を通じて、徳島県三好市の地域資源や食文化について深く学び、参加者は、リアルなスローフード体験をしただけでなく、自分たちの探究テーマを見つけることができました。
今後は、この研修で見つけた探究テーマを基に、さらに深く探究していきます。最終的には、イタリアのスローフード本部とオンラインで繋ぎ、各グループごとに活動の成果を発表する予定です。この発表に向けて、各グループはそれぞれのテーマに沿って研究を進め、実践的な成果を挙げていくことが求められます。

この研修を通じて得た知識や経験を活かし、探究テーマの更なる発展に向けて、今後も協力し合いながら取り組んでいってください!

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