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2年・共通テスト模試初受験 -1年後の目標に向けて-

Hi there. 進路&広報担当、英語科の岡田です。

本日2024年2月3日、2月4日の2日間で、2年生が初受験となる「共通テスト」模試を実施しています。そして、来年度から出題される「情報I」が模擬試験に組み込まれて受験するのも初めてです。

2年生の3学期は「3年0学期」と呼ばれるように、受験勉強への意識を高めるとともに具体的なアクションを起こしていく必要のある時期となります。約1年後の共通テスト本番に向けて、現実と理想のギャップを把握してもらうのが今回の模擬試験の目標となります。

共通テストとは

1)共通テストとは

共通テストは「大学入試共通テスト」が正式な名称で、一昔前だと「センター試験」と呼ばれた試験の後継となります。従来の試験では「知識」を尋ねる問題が多かったですが、共通テストでは「思考力」「判断力」を問う問題が増加し、大量の情報の分析・比較をする力も求められます。

親御さん世代のイメージでは「国公立」を受験する受験生のためのもの、つまり、国公立受験組にとっての1次試験というイメージが強いかもしれませんが、私立大受験者にとっても恩恵があります。

2) 共通テスト英語(Reading)の出題分析

筆者は英語科ですので、英語の例をとりあげます。純真高校の英語チームでは次のように出題意図の分析をしました。

私立大受験者にとっての共通テストの利点

私立大を受験する生徒の皆さんにとっては可能性の広がる試験と言えます。

  1. 共通テスト利用入試
    私立大の入試当日に受験せずに共通テストの結果のみで合否判定ができる
  2. 共通テスト併用入試
    私立大独自の試験に共通テストのスコアも利用する(良い結果でなら有利に働く)
  3. 私立大本番の直前の予行演習
    限られた時間の中で大量の情報を処理する共通テストで負荷をかけることができます。さらに緊張を感じた時の対処もリハーサルすることができます

現状を知りゴールから逆算して学習を行う

本日、明日と2年生の特進・進学コースの生徒を中心に共通テスト模試を受験しています。生徒の主体性を育てることを重視している我々教員が今回の模試に期待していること。

  • 現実の理想のギャップを知る
  • ギャップを埋めるための課題分析をする
  • 課題を解決するためのアクションを起こす

模擬試験は本番までに何をすればよいかの道標をつくってくるものです。結果や解説を読む作業で一喜一憂して終了ではなく、リフレクション(振り返り)をし、新たな目標を設定できるか。ゴールから逆算して今何をすべき、次に何をすべきを考える。ここが伸びる生徒と伸び悩む生徒の違いであることが多いです。

教員としてはその途中段階にスモールステップを踏めるように小さな目標を設定したり、設定のためのヒントを与えたりすることが重要だと思っています。

今回の模擬試験が2年生の学習に対するモチベーションや姿勢に大きな影響を与えてくれている、と期待しています。

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岡田 直也

元経営者の英語科教員。入試広報部長。IIBC AWARD OF EXCELLENCE 2023受賞。TOEIC(LR)990点。英検1級。Anaheim University (TESOLコース)。出版:「TOEIC満点講師が教える科学に基づいた英単語の勉強法」(NY出版)「英語のプロ300人に聞いた 日本人のための 絶妙な言い回しフレーズブック」(DMM英会話)他

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