はいさーい / はいたーい。純真高校広報チーム・英語科教員の岡田です。
2024年2月16日より、純真高校2年生は沖縄での修学旅行に行ってきました。合計5日間の研修旅行で、従来型の「見る」「体験する」に加えて、「疑問に思ったこと」を「考える」ことも求める修学旅行x探究も盛り込んだ旅行でもあります。
修学旅行のミッション
前半戦は一般的な修学旅行の流れで平和学習中心。それに加えて、生態学習といった定番のコースで「美ら海水族館」に行き、福岡では見ることができない海の生き物を見て楽しみました。
後半戦では、国頭郡伊江村にある伊江島での民泊。純真高校では一般の島の民家さんの家に泊まって現地の生活をできる。これが他の高校にはない特徴です。リアルな沖縄の生活を通じて、伝統や文化、さらには人との関わることの大切さを学びました。
詳しくは【後半】ブログでご紹介します:
修学旅行1日目
●福岡空港から那覇国際空港
今回の旅で初めて飛行機に乗るという経験をした生徒も多く、機体が地面を離れるだけで歓声が上がったり、不安で涙する生徒もいて、教員側からすると初めて飛行機に乗ったときの感動を思い出しました。
●バスで沖縄を学ぶ
ガイドさんにこの後のメインの工程となる研修先の基本知識をインプットしていただきました。方言の基本から、沖縄の文化、産業まで様々な沖縄のジャンルについて楽しく教えていただきました。特に、旅行前半の平和の基礎知識をここで手に入れたおかげで、生と死をテーマにした美術館や平和祈念公園がより深い学びとなりました。
●佐喜眞美術館
宜野湾市にある佐喜眞美術館。「生と死」「苦悩と救済」「人間と戦争」をコンセプトにしており、沖縄戦争のリアルを描いています。お見せすることはできませんが、展示室いっぱいの大きな戦争の絵画を背景に館長がひとつひとつの感情をつみぎだし、多くの生徒が引き込まれていました。
この美術館はアメリカ普天間基地に隣接しています。金網で仕切られているだけでほぼ敷地内といってもよいかもしれないくらいの距離。平和とはなにかを場所で感じられる美術館でした。。
屋上で基地を見ながら、スタッフの方より感情のこもったメッセージをいただき、「当事者」意識を持つことの大切を教えていただきました。この美術館は建物全体がアートになっており、屋上には6段と23段の階段があります。沖縄の慰霊の日にちなんでいるんですね。アートが持つ大きな力に感動しました。
●沖縄県営平和祈念公園・資料館
その後は、糸満市にある沖縄県営平和祈念公園。資料館では、戦争の爪痕を直に感じることのできる生々しさがただよう展示を中心に、ロシア問題が解決していない中、「平和」とは何か、自分には何ができるのかを深く考える機会となりました。
こちらも公園全体が自然の海から続く波が形作られており、公園全体でアートが表現されていました。
●ビーチ隣接のホテルに宿泊
恩納村にあるモントレ沖縄スパ&リゾートさんに宿泊しました。ビーチ隣接で絶景を楽しみながら1日目の夜を過ごしました。
修学旅行2日目
●沖縄美ら海水族館
2日目は、国頭郡本部町にある美ら海水族館。
「美ら」は「ちゅら」と読み、美ら海は「清らかな海」という意味です。
福岡にはいない生き物に加えて、国営記念公園に位置しているだけあり、水族館前のビーチの美しさも圧巻でした。生態の学習を直接見て触って学ぶ経験となりました。
●本部港から伊江島へ
1. 伊江島とは
2日目最後から3日目は伊江島での民泊です。美ら海水族館側からも海の遠くにそびえた立つ山が目印のこの島が見えました。
伊江島は国頭郡伊江村にある島で野球のキャンプ地でも有名です。
2. 伊江島へ
本部港から伊江港へフェリーで移動。初めてフェリーに乗船する生徒も多く大興奮でした。
3. 伊江島へ到着
この後、伊江島で沖縄の生活を実体験する民泊が待っています。続きは【後半】の記事でご紹介します。
本島で得た言葉の基礎、平和や生態の知識を携えてレベルアップした純真高校の生徒たちは、いよいよ「リアルな体験」そして、「探究x修学旅行」に向かっていきます。