Hi there. 英語科教員の岡田です。
2024年3月17日実施第348回TOEIC Listening & Readingの公開テストを受験してきました。
純真高校は教職員ともに少しハードルの高い課題にチャレンジする学校です。ですから、一教員として、自己研鑽のためセミナー・ワークショップや資格試験には意欲的に取り組むようにしています。
TOEICとは
TOEICはビジネス英語の能力を図る試験
TOEICは国際コミュニケーション英語能力テストのことで、主にビジネスの場で運用できる英語の能力を測るための試験です。日本や韓国では大人気の試験となっており、日本では年間200万人以上が受験し、就職市場でもTOEICのスコアが大きな影響力をもちます。
ただし、これは日本で顕著な傾向であり、TOEICのスコアを海外留学や移住に利用することはほとんどありません。iELTs、TOFEL、ケンブリッジ英検といった世界的に通用する英語試験の方が信頼されており認知がしっかりされているんです。
「読む」「聞く」を測定する
「TOEIC」は一般的には「TOEIC Listening & Reading Test」を指します。この試験では、45分で「聞く」100問、75分で「読む」100問という構成で「読む」「聞く」スキルのみを測定します。
「書く」「話す」試験はTOEIC S&W
上述した通り、日本での「TOEIC」は「読む」「聞く」の方を一般的に示します。英検やGTECであれば、「書く」「話す」もセットでついてきますが、TOEICではそうではないんです。「書く」「話す」は、TOEIC Speaking & Writingというテストを別に受験する必要があります。
教員もTOEIC受験
毎年3回以上の受験を続けて20年以上
今回の受験は2023年12月ぶりの受験となります。教員になる前から考えると、もう20年以上毎年3回以上の受験を継続しています。英検も1級の受験を同じ期間継続して受験年2回または3回受験してきました。
コツコツと頑張っていたら結果的に継続できていただけなのですが、今現在教員として働く上での資格試験の受験の利点を感じています。
● 教員自身が常にスキルをアップデートできている ● 準備期間も含めて、受験する側(私の場合高校生)の心理や行動、プレッシャーを体感できている ● 最新の情報を高校生に提供できる
最近では英検1級の受験会場は、4教室程度設置され、そのうち1教室はティーンエイジャー中心となっていて、教室前を通ると、小中学生がわんさかいます。受験しているからこそ、そんな環境の話も高校生たちに伝えることができるんですね。
あまり知られていないですが教職員割引というものがあるので、様々な資格試験でディスカウントの恩恵も受けてます。
同僚も誘って学習計画を立てる
今回初めて同僚教員も受験に誘いました。10月から学習計画をたて、3月までの学習記録もとり相互チェック(Peer Evaluation)をして約5ヶ月間。生徒たちに学習プランを提供したり、相互評価をさせたりするものの、教員はというと、できていないことが多いものです。
今回協力して学習を進めることで、生徒への落とし込み方はこうしたほうが効果が高いのでないか?といったアイディアも、自分たちが頑張ってみることで発見できました。
学校のレベルを上げる
こういった取り組みによって、少しでも学校全体のレベルが底上げできればと思っています。そうすることで、教職員自身も働きやすくなり、生徒も楽しく学習ができる。学校全体が現在のレベルにとらわれずワクワクした雰囲気になるようにしていくのが目標です。
個人目標
2023年に引き続き、TOEIC IIBC AWARD OF EXCELLENCEの受賞をねらっています。年間のTOEIC受験者200万人以上の中から優れたスコアをとった受験者500人程度におくられる賞です。
20年前のTOEICと比較すると明らかに難易度が上がっているTOEIC。
引き続き自分磨きをしていきたいと思います。
最後に:大学の散策もできるのもTOEICの魅力
ところで、今回のTOEICは初めての会場「福岡女子大学」様で実施されました。私の住まいの場合、福岡女学院大学または福岡大学が試験会場に割り当てられることが多いのですが、初会場でした。
オフィスの会議室も多いですが、大学が試験会場になると、懐かしい気持ちになるとともに、生徒たちのためにリサーチもしたくなります。本校からも受験する学生がいることも考えられますので、少し散策をしてみました。
福岡女子大学様といえば、1年生全員が寮に暮らし、留学生と部屋をシェアすることで有名ですね。そして、今回散策してわかったことは、キャンパス内に美術館もあるということ。アート大好きな私はとてもワクワクしました。純真高校にもこういった空間をつくって、生徒たちの成果物を飾り地域の皆様に開放する、といった取り組みもできるかもしれない!と思いました。