「SLOW FOOD LEARNING JOURNEY」 最終発表会

一般社団法人 日本スローフード協会が主催する「SLOW FOOD LEARNING JOURNEY(スローフード・ラーニングジャーニー)」に純真高校から3名の生徒が参加しています。
オンライン講座や熊本県での実施研修キャンプなどを経て、3月26日(木)に最終発表会が行われました。

スローフードとは?

1986年にイタリアで始まった、地元の食材や伝統を守り、環境にやさしい食を広げる「食を大切にする」世界的な運動

「SLOW FOOD LEARNING JOURNEY」とは?

「スローフード・ラーニングジャーニー(SFLJ)」とは、食の未来について学ぶ全国の高校生向けプログラムです。
目的は、持続可能な食の未来を担う“ガストロノーム”=食の起業家・実践者を育成することです。
約半年間にわたり、7回のオンライン講座と2泊3日の実地研修に取り組み、最後にイタリアのスローフード国際本部に向けて発表を行います。

【これまでの道のり】

 純真高等学校の生徒が「SLOW FOOD LEARNING JOURNEY」に参加します!

 高校生が作る「地産地消」雑誌 | Slow Food Learning Journeyで当事者意識を育成する授業を生徒が実施

 Slow Food Learning Journey2025最終発表リハーサル|探究プロジェクトに挑む高校生 x プレゼンのプロ教員

最終発表会に挑む

3月26日(木)の最終発表会当日は、イタリアのスローフード国際本部と、日本の2会場(東京・長崎)がオンラインでつながれました。

会場での参加が難しい発表者はオンラインで参加し、また事前に申し込みをすることで、誰でもオンラインで視聴することができました。
熊本県での実地研修で出会った方々や農家の方々も視聴してくださり、全国から多くの方が参加する発表会となりました。


本校の生徒3名は長崎会場から参加。長崎会場には3校が集まり、熊本での実地研修以来の再会を喜び合う姿も見られました。

最終発表本番に挑む、3人。
3人とも直前までは緊張していましたが、いざ発表が始まると、堂々とした姿で、それぞれのテーマに沿って約半年間積み重ねてきた取り組みを発表していました。

グループ⑧・・・伊嵜さんと稲増さんとYさん(他校)

テーマ「食育・栄養」〜若者がつくる食の未来〜について発表した伊嵜さんと稲増さんは、リハーサルの段階でプレゼン資料の情報量の多さを指摘されていましたが、資料の事前共有などを通して課題を克服しました。
発表後は、発表内容はもちろん、プレゼン資料についても高く評価されていました。

グループ①・・・有本さんとSさん(他校)

テーマ「食文化」〜地域の食文化と在来種の価値〜について発表した有本さんは、キャリア探究コースで培ったプレゼン力を発揮し、会場に笑いが起きる場面もあるなど、聴き手の心をしっかりとつかんでいました。アンケートでも「一番おもしろいプレゼンでした」といった声が寄せられていました。

発表直後には、「まだ足が震えている!」など、緊張と興奮が入り混じった様子で話していた3人。
やがてその表情には、やり遂げた達成感と安堵がにじみ、満面の笑みが広がっていました。

3人にインタビュー〜新たなチャレンジへ〜

聞き手:倉橋(夢Link)
語り手:伊嵜さん、稲増さん、有本さん

倉橋

最初はどんな気持ちでスタートしましたか?

有本さん

最初は、やっぱり緊張と不安がありました。
他県の人たちと関わる機会だったので、うまくやっていけるかなという不安が大きかったです。
スローフードの活動自体もそうですが、最後までやり切れるかどうかも不安でした。

倉橋

参加する前と比べて、自分の中で一番変わったことは何ですか?

稲増さん

圧倒的にスキルが身についたと感じています。
スライド作成や台本づくりはもちろんですが、情報を自分の中で整理する力がすごく伸びたと思います。
今、学校でいろいろなプロジェクトに参加していますが、その中でもすごく役に立っていて、それがとても嬉しいです。

倉橋

一番大変だったことは何ですか?どうやって乗り越えましたか?

稲増さん

大学生や他校の生徒と一緒に活動する場だったので、コミュニケーションの部分が一番大変でした。
また、一人ではなくチームで何かを作り上げる中で、意見の違いなどもあり、精神的にきついと感じることもありました。
ただ、学校のサポートがとても手厚く、先生方が話を聞いてくださったり、優しく接してくださったりして、本当に助けられました。
ラボの時間を使って取り組めたことや、周りの支えがあったことが大きかったと思います。

倉橋

このプログラムで、一番心に残っていることは何ですか?

伊嵜さん(二年連続参加)

熊本研修の「テッラマードレ・ジャパン」が一番印象に残っています。
特に会場での出会いが大きく、「こんな伝え方もあるんだ」と感じる取り組みに触れることができました。
その出会いをきっかけに、自分たちのプロジェクトを見直し、よりよい形にするために内容を大きく変更しました。

倉橋

「食」や「地域」に対する考え方は変わりましたか?

伊嵜さん(二年連続参加)

行動力が大きく変わったと思います。
これまであまり自分から調べたり行動したりすることはなかったのですが、今は気になったことは調べたり、実際に体験しに行ったりするようになりました。
食に関する知識が増えたことで、疑問も増えて、いろいろな人に話を聞いたりする機会も増えました。
結果として、人とのつながりも広がったと感じています。

倉橋

最終発表を終えて、今どんな気持ちですか?

有本さん

他校の生徒とグループを組み、最終発表に向けて電話などでやり取りしながら一緒に作業することが多かったので、それがなくなってしまうのは少し寂しいです。
気持ちとしては、寂しさが9割で、発表が終わったという実感は1割くらいです。

倉橋

この経験をこれからどう活かしたいですか?

伊嵜さん(二年連続参加)

今回の経験を、次の活動にもつなげていきたいです。
まだ具体的な形は決まっていませんが、さらにレベルの高い取り組みにしていきたいと考えています。

稲増さん

この経験を、今取り組んでいる他のプロジェクトにも活かしていきたいです。
スローフードの活動は正直とても大変でしたが、その分「どんなことでもやり切れる」という自信がつきました。
この自信をこれからの活動につなげていきたいと思います。

有本さん

探究の授業などでも今回の経験を活かしていきたいです。
ただスライドを作るだけでなく、分かりやすく、そして楽しく伝えることを意識して、聞いている人の心をつかめるような発表をしていきたいです。


3人にインタビューをして、改めて感じたのは、他校の生徒とペアを組み、一つの成果物を作り上げることの難しさでした。
思うように進まない場面や、何度も壁にぶつかることもあったと思います。

実際に相談を受けた際には、どう声をかけるべきか悩む場面もありましたが、それでも「ここで投げ出したくない」と言い切る姿に、強い意志を感じました。

仲間や周囲の支え、そして教員のサポートの中で、最後までやり遂げた今回の経験は、3人にとって大きな財産になったはずです。

活動の初めにインタビューをした時と比べると、3人の表情は大きく変わり、自信に満ちたものになっていました。
そしてすでに、新たな挑戦に向けて動き出しています。
その姿に驚くとともに、挑戦し続けることの大切さや素晴らしさを改めて感じました。

今回の経験が、これからの学びや挑戦につながっていくことを楽しみにしています。

投稿者プロフィール

倉橋 美智子
倉橋 美智子「夢Link」サポーター
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