Hi there. 広報チームの岡田です。
純真高校では現在「探究」「教育DX」を推進しています。
当然、生徒たち自身が主体的に思考力を使って疑問点を解決していくことを狙いとしていますが、純真高校では教員も頑張ります。少しハードルが高いプロジェクトや課題に挑戦する。これもまた教育だと考えています。そして、純真高校では職員も探究します。
探究 x 職員
話がながい式典
校長の話が長い!という経験はないでしょうか?
私自身、学生時代の全校集会ごとにある校長の30分にもわたるお話に苦しんでいた一人です。今振り返れば、経験値豊かなベテランの先生から人生訓や学生のあるべき姿をといてくださることは本当に学びが多い機会だったのですが、そうはいえいどもですよね。
問題点は
1. 学生の集中力の限界を超えた時間設定になっている 2. 双方向性がない(=生徒の主体性がない) 3. ポイントがつかめない 4. 視覚情報がない 5. テンポがよくない
こういったところではないでしょうか。
なぜ事務室からプレゼン?
ではなぜ事務室スタッフがプレゼンなのか。
入学説明会などのイベントでの事務連絡というのは文字通り「事務的」な存在なので、他の説明や連絡に比べてスタートの「集中して聞いてもらう」というハードルがそもそも高いですね。
じゃあ、どうすれば楽しみながら聞いてもらえるか?
この疑問が浮かんだら、改善のためのプロジェクトを立ち上げるのが純真高校の教職員です。そこで、スタッフの有志で事務連絡のパートをこれまでよりも面白く聞き手を惹きつける内容になるように企画しました。
今回は新入生の説明会の事務連絡のためのものです。
生徒と同じくプレゼン前のリハーサル
リハーサルで課題設定をする
多くの授業や総合探究のプレゼンの前は、生徒同士でリハーサルしたり、教員の前でリハーサルしたり、と事前に仕上がりを確認し最後の修正をしてもらっています。この後のリフレクションで課題設定をし、本番までの軌道修正をします。
当然、教職員も誰かの前でのリハーサルが必要。そこで...
教員の前でリハーサル
プレゼンのプロである教員の前でリハーサル。かなりのプレッシャーがあったと思いますが、事務スタッフの皆さんにとっては本番を想定した絶好の環境。生徒を退屈させないための様々な工夫を施して、プレゼンをしてくださいました。
この後、スタッフよりリフレクション・評価シートを受けとり、教員側が評価。
そして、本番に向けて最後の課題設定をし最終調整をする。
生徒たちがするプレゼンの事前・事後の流れとほぼ同じことを実践しました。
一教員として感じたこと
まずプレゼンをすること自体ハードルが高いことですが、その前に、疑問に思ったことを解決の方向へ導くための行動に移すことに大きな勇気がいるものです。物事はアクションを起こした時点で成功、と言われることがあります。まさに、それが今回の事務室スタッフの皆さんだと思っています。
純真高校では、「なぜ?」を追求する「探究」を推進しています。その活動を通して生徒は論理的な思考力や想像力を鍛えています。これは私たち教職員自身もあてはまる。あぐらをかいてただ座っているのではなく、教職員側こそがちょっとハードルの高い課題に挑戦すること、それが私たちの成長にも生徒の成長にもつながっていると信じています。