Hi there. 純真高校英語科です。
本日より、本校初のTOEIC Bridgeが導入されました。TOEICと言えば、大学生や社会人の定番の英語の試験ですが、大学では必須受験化や単位取得条件とする動きが増加しているため、TOEICやTOEIC Bridgeを採用する高校が増加中。本校でも新たな試みとして実施を開始しました。
TOEIC Bridgeとは
よく知られているTOEICは「ビジネス」を中心とした試験である一方で、TOEIC Bridgeは「日常生活」が舞台となります。Bridgeという名の通り、本丸となるTOEICへの橋渡し的存在で、試験時間が短く、英語初級者(または中級者)や高校生が主なターゲット。SWは価格はさほど変わりませんが、LRの価格は非常に安価です。
L&R
SW
本校でのTOEIC Bridge 導入の経緯
「話す」スキルを適正に評価したい
純真高校では2024年度より音声活動、言語活動を重視した英語授業に切り替え始めました。言語活動とは、「英語を使って思考を働かせながら意見を発信する」ことで、学習指導要領に示されているため、多くの学校で標準化されつつあります。
4技能のうち、「読む」「聞く」は定期考査、模擬試験でみとることができます。
では、この「話す力」の伸びをどこで把握するのか。
3年間でどのように伸びていくのかという経過が分かれば、生徒にとっては学習の小目標ができモチベーションが上がり、教員にとっては指導が正しくできているかセルフチェックできます。
英検・GTEC
現在、本校では、希望性で「英検」、必須として2~3年生にはGTECの受験機会を提供しています。いずれにせよ、生徒全員の1年次からの「話す」が客観的に測定できていません。そこで、第3の選択肢として妥当な試験かどうか、IIBC様のTOEIC Bridgeをトライアル受験させていただくことになりました。
オンライン受験でいつでもどこでも
今回導入したのはIPテスト(オンライン受験)です。
指定された期間内であれば、いつでもどこでも受験ができるため、部活動生にとっての素晴らしい試験です。従来であれば、大会があるから、と英検の受験を諦めていた生徒も、わずか2時間で、4技能全ての受験ができます。英検となると、従来型試験は、面接が別設定となるため、多くの時間を要します。自分の端末で受験ができる、というのは非常に大きな利点です。
緊張感を持って受験をしたい生徒向けに今週はSW用の教室を提供しました。
時代に合わせた教育機会を
現在、全国各地の大学でTOEICのスコアが単位認定に関わるようになってきました。そこで、就学前教育として、高校生の間にTOEICやTOEIC Bridgeの受験を促進する高校が増加しています。
本校ではまだ正式導入しているわけではありませんが、時代の流れを常に読み取り、在校生が最適な進路を切り開けるように教育プログラム・教育機会を提供していきたいと思います。