【速報】純真高等学校が「DXハイスクール」重点類型:特色化・魅力化型で継続採択!全国でわずか10校、福岡県私立学校で唯一!
このたび純真高等学校は、文部科学省が推進する「令和7年度 高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」において、重点類型「特色化・魅力化型」として、令和6年度に続き継続採択されました。
この重点類型での採択は、全国でわずか10校、福岡県の私立高校では本校のみという大変希少なものです。本校が取り組んできた「探究とDXを融合させた教育改革」や「未来を見据えた新たな学びの創出」が、改めて国から高く評価されたものと受け止めております。
「DXハイスクール」とは?
「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」は、大学教育段階におけるデジタル・理数分野への学部転換の流れを踏まえ、高校段階におけるデジタル等成長分野を支える人材育成を抜本的に強化することを目的とした事業です。情報、数学等の教育を重視したカリキュラムを実施するとともに、ICTを活用した文理横断的・探究的な学びを推進する学校に対し、必要な環境整備の経費が支援されます。
その中でも重点類型「特色化・魅力化型」は、各校の強みを活かした独自の教育活動を展開し、生徒一人ひとりの個性や才能を伸ばす特色ある学校づくりを進める高校に対し、より手厚い支援が行われます。
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本校のこれまでの取組とこれからの展望
令和6年度には、普通科の再編を行い「普通科キャリア探究コース」を新設。この4月には、27名の新入生が入学し、探究的な学びを軸とした新たな学科運営が始まりました。現在は、令和8年度の新設に向けて、「共創科」の設置準備を進めており、認可申請を予定しています。
これらのコース・学科の共通の学校設定科目として『情報探究』を開設し、数理・DS・AI分野を中心とした課題解決型学習を、大学やIT企業と協働して実践します。
令和7年度は、デジタル人材育成の基盤強化として、以下の3つの取り組みを重点的に推進します。
1.令和8年度の「情報探究」の開始に向け、カリキュラム開発・教材整備・教員研修を実施します。「Digital Science Place(DSP)」を活用し、遠隔授業、生徒によるプレゼン動画制作・発信を行います。また、大学・IT企業と連携し、PBL型授業の試行を通じたDX活用の探究モデルを確立します。
2.令和8年度中に「高校生株式会社」を設立することに向けて、ビジネスモデルの設計・市場調査・DXを活用した事業計画の策定を進めます。大学・地域企業と連携し、生徒がデジタルマーケティングやWEBデザインなどの実践的スキルを習得できる機会を提供します。
3.令和6年度に設立した「純真DX×探究コンソーシアム」の役割を整理し、大学・企業・自治体との連携を強化することで持続可能なデジタル人材育成の枠組みを構築します。
本校では、「DXの理論と実践を学ぶこと」を具現化するため、「高校生株式会社」を設立し、授業で学んだデジタル技術の知識・スキルをビジネス現場適用の試行による失敗と成功を経験させ、将来を担うデジタル人材を育成します。また、地域経済に関する学習にも目を向け、地元企業向けにデジタルマーケティングサービスを提供するなど、地域社会への貢献も目指します。
これらの探究活動を支えるために、すでに配置している外部連携・教育活動支援を担う高校コーディネーターに加え、令和7年度より「探究的な学習活動の企画やファシリテーションを担うコーディネーター」を新たに配置します。探究学習の継続的な充実と体制強化を図ることで、生徒の主体的な学びをより一層支援していきます。
令和6年度の主な取組実績
・「Digital Science Place(DSP)」を整備し、高性能PC・映像編集機材・モーション解析環境などを導入。
・DSPにて外部機関による遠隔授業や国際オンライン発表などを実施。
・DSPを拠点にした「DX部」を設立し、生徒が歩行データを収集・解析したり高度な映像編集をする活動を展開。
・産業技術総合研究所や久留米工業大学との連携によるAI・DS・研究体験型プログラムの実施。
・「純真DX×探究コンソーシアム」を設立し、大学・企業・自治体・地域住民が連携する協働体制を構築。
・地域の小中学生向けeスポーツ大会の企画・運営など、生徒が社会とつながる機会を創出。

今後の純真高校にご期待ください!
今回の「重点類型:特色化・魅力化型」での継続採択を大きな励みとし、純真高等学校は、変化の激しい社会に対応できる創造性と実践力を備えたデジタル人材の育成に、より一層邁進してまいります。純真高等学校の今後の取り組みに、どうぞご期待ください。