本校教員が高校教員向け研修で先生の先生に! | 「生成AI × 英語授業 実例ガイド【10の実践】- 言語活動 × 受験対策の両立への挑戦 -」

2026年1月21日(水)、本校の英語科教員が昨年度に引き続き、令和7年度福岡県高等学校英語教育研究部会・研究大会にて、高校教員向け研修会に登壇しました。「ここまで日常の授業に生成AIを溶け込ませている教員はそう多くないのではないか」と本校の取り組みに誇りを持つことができました。純真高校は「探究の学校」として、教員だって頑張る学校!と改めて実感しました。同じ本校に在籍し当日参加した教員が研修をレポートします。
福岡県高等学校英語教育研究部会・研究大会
各教科、年1回大規模な研修会が実施され、先端の取り組みを実践されてる教員が、「先生の先生」となり、実践事例・研究成果を披露し、すぐに各校に持ち帰っていただき、県全体の英語力を高めていこうとする取り組みです。
今回登壇をした英語科教員(岡田直也教諭)は、福岡県の代表として昨年度九州・沖縄地区の研究大会の講師もしており、CLILという探究型授業で全国的にも注目を浴びています。
「生成AI × 英語授業 実例ガイド【10の実践】- 言語活動 × 受験対策の両立への挑戦 -」
「探究の学校」として、生徒が考える・使う・試すことを中心に据えた英語教育に移行していく中で、今年度より生成AIが全学的に解禁となり、半年にわたり、探究と生成AIをかけあわせた授業を実践してきた教員が、特にうまくいった実践事例10をワークショップ形式で楽しく習得していく、というもの。
実践半年と短い期間のため一般的な研修ように数値成果の研究結果共有まではありませんでしたが、経営者としての実社会の経験から、授業を通じて学力だけではなく社会で活躍するための非認知スキルをたかめたい、と考える登壇教員。生成AIを言語活動を広げるためのパートナー、個別最適化を実現するための伴走者、そして、受験対応の効率化装置としての活用法とは。
実践1:疑似オンライン英会話スクール
生成AIごとの「オンライン英会話」の実践の仕方。そして、授業内で行った場合にどのように使うのがよいかのか。会話のURL共有の仕方も含めて、使っているのに知らなかった目から鱗の方法も。
ご自身も2年以上毎日実践を習慣化きたからこそ、説得力がありました。
実践2:リアルオンライン英会話 × Google Forms × Spreadsheet で見える化

当初は実践1のみをやっていたものの、教室では生徒がタブレットと向き合い、協働活動がきれいになくなってしまい、せっかく教室に生徒たちが集まる意味が感じられなくなった、とのこと。そこで、様々な研修を受けて実践し始めたのが、生成AIをGoogle FormsとSpreadsheetと組み合わせて、協働活動も思考活動も実現するというもの。
この方法には、多くの生徒が「こうすれば授業が活性化するんだ」「これなら当事者意識がもてて、同時に受験対策もできる」と高評価でした。
実践3:GeminiのGemsで伴走型専属家庭教師

Geminiでは、ChatGPTと同じように、Gemsというオリジナルの疑似アプリを作ることができます。この疑似アプリにより、生徒が使用する際の方向性をこちらでコントロールできます。例えば、どうしても生徒がすぐに答えを求めてしまうのであれば、必ず問いを立てるように設定することもできます。
今回の研修では、実際にどうやって作るのか、そして、実際に試行錯誤をしてたどりついたプロンプトも公開。そして、なんと、実際に先生方皆がその場でつくりました。
実践4:Canvas × アプリ

Gemini内では、本格的なアプリやWebサイトを作ることもできます。
ただ単語暗記をして小テストをしてだとスイッチが入らない生徒にも、このアプリ制作をさせると、エンゲージメントが一気に高まり、どんな生徒も単語暗記を楽しめるようになる、とのこと。ちょっとしたキャッチボールでこんなに精度が高いアプリが作れることに驚きました。
実践5:Notebook LM × 家庭教師型学習

教科書・プリント・解説PDFをNotebook LMに読み込ませることで、「第〜問の問い・・・の解説をして」「〜ページの・・・のあたりがわからないから中学レベルで説明をして」のような軽い指示で、分かりやすい解説をしてくれました。
実践6〜10

他にも、CanvaのAIを使った方法から、九州大学の本格的な入試問題を使った言語活動と受験対策の両立方法など、短時間でたくさんの方法を習得できました。
- 実践6:新出英単語 × 競走 × 協働型
- 実践7:Canva AI × 画像生成 × 再現
- 実践8:Canvaマジック作文 × 英文法問題解説
- 実践9:英作文 × Google Forms × Spreadsheet で見える化
- 実践10:入試問題の作成|グラフ説明型
登壇者(英語科 岡田直也教諭)コメント
これまで多くの研修をこなしてきました。その中で参加される先生同士にペア・グループ活動をしていただくことを中心に据えてきました。ですが、今回自分自身の研修の展開バリエーションを増やしもっと成長をするために、ペア・グループ活動を一切行わずに、完全個別ワークショップ形式という挑戦をしました。また、CLIL(探究型授業)以外をトピックにした研修はこれが2回目だったので、普段から緊張は全くしないタイプなのですが、ちょっとドキドキしました。
結果的に、試行錯誤を繰り返して私自身がよい思った10の実践例に対し、「こんな使い方があったんですね!目から鱗ってこいうことです」「今日夕方から課外講座があるので早速やってみます」「ぜひうちで研修をしてほしいです」「これだったら受験対策もしながら言語活動に挑戦できそう」と肯定的な感想をいただき、頑張ってチャレンジしてきてよかったな、と思いました。
私は授業を通じて、非認知スキルを育てていきたいので、引き続き、探究xDXで、生徒たちを輝かせるような授業を試行錯誤していきたいと思います。
参加して感じたこと

10の実践に共通しているのは、AIに「答えを出させる」のではなく、教員が伴走役に徹しているということ。これまでの教育形態は一方通行が主でしたが、教員が学習過程を支える役割として考えられていることでした。
同じ学校の教員として、この取り組みが外部で高く評価されていることを誇りに思いますし、校内でもさらに広げていきたいと強く感じた研修でした。
この記事を書いた人
Notebook LM x 英語科教員

