2025年度職員研修#1 しほさんの「哲学対話」

2025年5月21日に、今年度1回目の職員研修「が開催されました。
研修タイトルは ...
「ふだんわざわざ考えないようなこと、今日は考えてみませんか?」
今回は、全国的に大人気「哲学対話」を通じて、教職員自身も「探究」「問いを立てる」スキルの向上を目指す目的で行われました。生徒の皆さんは定期考査真っ只中。私たち教員も負けないように、年間の研修プログラムの中で、自己研鑽に励んでいます。
哲学対話とは
哲学対話とは、みんなでお題に対して「なぜ?」と考えながら話し合う活動のことです。正しい答えを見つけるのではなく、否定のされない安心の空間で、お互いの意見を聞き合い、考えを深めたり、新しい視点を手に入れます。
純真高校は、「哲学対話」を教育カリキュラムに組み込んでいる全国的にも数少ない学校です。そんな本校だからこそ、「先生」たちも、全国的にも注目されている哲学対話を、研修として受けることができます。本校の職員で良かった、と思える瞬間です。
さあ、今から「てつがく」しようぜ!ワークショップ
講義の後は、ワークショップ。
何はともあれ、体験が重要。
さあ、今から「てつがく」しようぜ!
今回の哲学対話ワークショップは、「いい子」ってどんな子?という問いから始まりました。
さらに、「自分らしさとは」とは何か、「悪い子」って何?という新たな問いを紡ぎ出していき、私たち教員も「問いを立てる」探究を、生徒のように、アップデートしていきました。
教員間でもいい子の定義は様々。対話を通じて、私たちでさえ多種多様な考え方をもっていること、そして、違いを認めたり、受け入れたりすることの重要性を肌で感じました。
職員研修の様子
役職も、教科も、年齢も超えてグループワークを行いました。






教職員が哲学対話に没入
哲学対話経験者の教員も、初体験の教員も、対話をすることに没入するあっという間の2時間でした。

「生徒から意見が出た後に、上手に新たに問いを立てるには?」
「生徒に問いを立てたいが、どうしてもただの質問になってしまう」
そんな日頃の悩みを、しほさんが哲学対話の観点で、鮮やかに解きほぐしてくださいました。
哲学対話を教育カリキュラムに組み込んでいる全国的にも数少ない本校

哲学対話を教育カリキュラムに組み込んでいる全国的にも数少ない純真高校。
生徒が普段受けている哲学対話を教員も受講することで、新たな学びがたくさんありました。
特に印象に残ったのが、「思考を止めるのではなく思考を動かし続ける」ことの重要性。答えのない問いを立て続けるのが哲学対話。私たちは明確な答えを知って早くすっきりしたいものですが、現代社会は答えがはっきりしていないことが多いもの。だからこそ、常に頭にもやもやがあってよく、それでも考え続けられる人こそ、キラキラ輝ける存在になれるのではないか、と感じます。そういった生徒を育てていきたいのです。
大人もはまる哲学対話。本校なら、キャリア探究コース、そして、来年度新設の共創科のカリキュラムに組み込まれています。ぜひ本校で、「てつがく」しましょう。
投稿者プロフィール
- 元経営者の英語科教員。入試広報部長。IIBC AWARD OF EXCELLENCE 受賞。TOEIC(LR)990点。英検1級。Anaheim University (TESOLコース)。出版:「TOEIC満点講師が教える科学に基づいた英単語の勉強法」(NY出版)「英語のプロ300人に聞いた 日本人のための 絶妙な言い回しフレーズブック」(DMM英会話)他
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