[#7] 英検合格者だけが知っている10ステップ -時間配分・解く順番は事前に-

英語科岡田です。
英検の合否を分けるポイント10のステップをご紹介します。今回は、#7(第7回目)として、時間配分・解く順番 です。
時間配分と解く順番は事前に決めておく
本番では思いもよらない箇所で時間がかかる場合があります。
必ず事前に通しで解いて、どこにどの程度時間がかかるのか把握しておきましょう。
最初に問題冊子をパラパラッとめくって、ライティングパートのトピックを確認しておくことをオススメします。順番通りに解くタイプの人で、特にネタ出しが苦手な人は、ライティング以外を解いていたら突如ネタが降ってくる、というラッキーな場合もあります。
また、ライティング部分は必ず見直し時間を確保するようにしましょう。
時間配分例
3級(新傾向)
大問 | 目安時間 | アドバイス |
短文の空所補充(語彙・文法) | 15分 | まずは落ち着いて語彙・文法を確認。迷ったら後回し。 |
会話文の空所補充 | 10分 | やり取りの流れを意識。前後の文脈から答えを推測。 |
長文読解(Eメール・説明文など) | 20分 | 設問を先に読んでから本文に入ると効率的。 |
ライティング①(短い応答作文 20~30語) | 5分 | シンプルにYES/NO+理由を1つ。字数不足に注意。 |
ライティング②(意見エッセイ 80語程度) | 10分 | 意見+理由2つを必ず。短くても構成を意識。 |
準2級(新傾向)
大問 | 目安時間 | アドバイス |
短文の空所補充(語彙・文法) | 15分 | 幅広い語彙力が必要。空欄前後の品詞ヒントを活用。 |
長文読解(Eメール・説明文・意見文) | 25分 | 本文よりも設問を先に確認。段落ごとに要点を押さえる。 |
ライティング①(Eメール作文 30~40語) | 10分 | 指定された条件(質問に答える・依頼するなど)を必ず含める。 |
ライティング②(意見エッセイ 80~100語) | 15分 | 構成メモ3分 → 本文10分 → チェック2分。理由は必ず2つ書く。 |
準2級プラス(新傾向ベース)
大問 | 目安時間 | アドバイス |
短文の空所補充(語彙・文法) | 15分 | 2級レベルの語彙が混ざる。品詞判断+消去法で確実に。 |
長文読解(Eメール・説明文・意見文など) | 25分 | 準2級よりやや長め。社会的テーマ多めなので段落ごとに要旨確認。 |
ライティング①(Eメール作文 30~40語) | 10分 | 準2級と同様に条件文を満たすことが大切。 |
ライティング②(意見エッセイ 80~100語) | 20分 | 構成5分 → 本文12分 → チェック3分。2級型エッセイを意識。 |
2級(新傾向)
大問 | 目安時間 | アドバイス |
短文の空所補充(語彙・文法) | 15分 | 難しい語彙が出るが、消去法で対応可能。焦らず解く。 |
長文読解(説明文・意見文) | 30分 | 抽象的テーマ多し。段落ごとに要旨をつかみ、設問と対応させる。 |
ライティング①(Eメール作文 40語程度) | 10分 | 指定条件(依頼・質問・感謝など)を必ず含める。 |
ライティング②(意見エッセイ 80~100語) | 25分 | 構成5分(意見+理由2つ)→ 本文15分 → 見直し5分。理由には例や具体性を。 |
リスニングパートは始まる前に冊子をめくって先読みをしておく
リーディングパートが終わってボーっとするのは英検を受ける上でもったいないことです。
詳しくは
リスニング開始時間前にリスニング問題を読むことは禁止されていないので、先読みをしっかりしましょう。リスニング開始時のアナウンスの時も同様で、指示は決まっているわけなので、聞く必要はありません。この時間を先読みに有効に使うことが合格への近道です。
英検10ステップシリーズ バックナンバー
投稿者プロフィール
- 元経営者の英語科教員。入試広報部長。IIBC AWARD OF EXCELLENCE 受賞。TOEIC(LR)990点。英検1級。Anaheim University (TESOLコース)。出版:「TOEIC満点講師が教える科学に基づいた英単語の勉強法」(NY出版)「英語のプロ300人に聞いた 日本人のための 絶妙な言い回しフレーズブック」(DMM英会話)他