【探究型修学旅行】「問い」が「自分ごと」に変わるとき|事後学習とプレゼンで落とし込む

2026年3月9日、沖縄での5日間にわたる探究型修学旅行の集大成となる事後発表プレゼンが開催されました。修学旅行は、飛行機を降りて終わりではありません。 「旅の終わりは、学びの始まり」です。本当の意味での探究は、学校に戻ってから。 今回は、数回にわたる「事後学習」、そして、「プレゼン」の様子をお届けします。
事後学習|「楽しかった」を「自分の言葉」へ




学校に戻った生徒たちは、まずは数回にわたる「事後学習」の時間を設け、5日間の体験を“自分の中に落とし込む”作業から始めました。まずは探究ミッションシートの整理から始まり、そこからさらなる深堀り専用のワークシートで思考をおとしこむ
- 自分は何を学んだのか?
- なぜ、それが心に残っているのか?
時間をかけて深掘りすることで、単なる思い出が、一生モノの「学び」へ。
そして、発表に向けて、評価ルーブリックから逆算した成果物の準備。今回は、スライド、ポスター、動画などから自分でどの成果物をつくるかの選択を生徒たちに委ねました。これが当事者意識涵養につながると考えたからです。
プレゼン|クラスから学年全体へ広がる「探究熱」






そして迎えた発表当日。午前中をフルに使った、まさに探究の集大成です。クラス内発表の後は、大学さくらホールにて各クラスの代表生徒が堂々の発表。
観衆である生徒、教員は、ルーブリックにしたがって、即評価。そして、どんな学びが得られたかを自分自身に落とし込む。さらに、Q&Aで言語化する。
「調べたこと」をなぞるのではなく、なぜそう感じたのか根拠をもとに伝える生徒たち。1年次に比べて明らかに探究力が増したプレゼンを見せてもらい、学年全体が、お互いの価値観を認め合う、そんな空間へ。
調べ学習から問いを持った探究学習へ変化した生徒たちの成長に感激しました。
満足度9割超 | 8割が実感した「自分ごと化」

今回の修学旅行の大きなテーマであった「自分ごと化」。 事後のリフレクションでは、実に8割以上の生徒が「学びを自分ごととして捉えることができた」と回答。学校での主体性調査では主体性や当事者意識が5割を下回ると言われる現代社会の中では、大きな成功をおさめたと言えるでしょう。なお、修学旅行全体への満足度は9割超え。圧倒的大多数の生徒が伊江島ホームステイを1位としていました。
実際、生徒たちのリフレクションシートの言語化パートには、当初の目的を大きく超える、力強い「アクション宣言」が並んでいました。
- 「受け身ではなく、自分から行動を起こしていく」
- 「もっと多様性や、自分との違いを大切に受け入れられるようになりたい」
特に、「自らアクションを起こしたい」というコメントが最多。殻を破って行動に変えたい、という言葉には教員側が元気をもらえました。そして、第2位が違いを受け入れてもっと対話をする。私たちは違っているからこそ、気がつくとネガティブな感情をもちがちです。しかし、多様性こそが私たちの視野を大きくしてくれ、1人ではできないことを成し遂げることができるもの。そんなことに気付いてくれたと思うと感動します。
体験が知識になり、知識が志(こころざし)へと変わる。その瞬間に立ち会えたことは、私たちにとっても大きな喜びです。
探究は、3年次へ続いていく
本校が大切にしているのは、
- 体験で終わらせない
- 自分ごとに変える
- 行動につなげる
沖縄での5日間は幕を閉じました。 しかし、探究はここからが本番です。この旅で生まれた問いや気づき、そして自ら掲げた「アクション宣言」が、これからの学校生活、その先の人生を豊かに彩っていくことを願っています。
探究型修学旅行の現地作成レポートはこちら
投稿者プロフィール

- 理科教員。学校案内制作プロジェクト責任者。
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