【退任教員メッセージ②】「迷ったら、アクションを起こす」 ― 岡田先生が贈る、未来を切り拓くための哲学

退任教員メッセージ2人目です。2026年3月13日、終了式に続き、感謝の拍手に包まれて退任式が執り行われました。教育にイノベーションを起こすべく尽力された岡田先生から、挑戦し続けることの価値と、人の良いところを見つける大切さについて情熱的なエール、メッセージをいただきました。
岡田先生からのメッセージ
私は4年前、経営者の仕事をしていました。
変化する時代の中で、アクションを起こせる若者が少しだけ減ってきたような印象を持ち始めていた時、教員免許が国の方針転換によって復活しました。教育にイノベーションを起こし、子どもたちが社会で活躍できるスキル育成の貢献に挑戦するのか、起業家として日本のトップを目指すのか。
私には昔から一つの人生哲学があります。
「迷ったら、アクションを起こす。」
だから私は、30代最後の年に、経営者の仕事をやめて、教員になる決断をしました。
理由は一つです。日本の教育を変えたい。そして、アクションを起こせる人材育成に貢献したい。そう思ったからです。
自信満々で臨んだ1年目だったが
経営者としてのスキルを活かせる学校を探していたところ、キャリア教育を重視する純真高校を見つけ出しました。探究教育に移行していくという話も耳にしていたので、経営者のスキルをフル活用して、高校生起業家育成にも貢献できるかもしれない、と考え、本校を選びました。
外部でのキャリアを思う存分学校に還元しよう!と自信を持って入職しましたが、最初の1年は、右も左もわからない毎日。企業出身者としては、独自の組織文化にほとんど毎日押しつぶされそうになっていました。実際、保健室に逃げたこともあります。職員室に行かず、別室から教室に行っていたこともあります。
運動部の顧問だったため、土日はほとんど部活や試合。軌道修正することもできませんでした。
その時に大きな支えになっていたのは、一緒にイノベーションを起こそう!と頑張ってくださる先生方、そして、新人教員に分け隔てなく接してくれた生徒の皆さんでした。
成果が出始めた2年目
2年目は大きな変化がありました。広報部長、という広報の責任者となったことです。
元経営者としては最も手腕を発揮できる仕事。数値設定をして軌道修正をして、最終的なゴール数値に到達する。また募集のために人前で話す。どれも難しいことはほとんどなく、校務という業務を通じて徐々に教員としての自信を持つことができるようになりました。
驚いたことに、企業と違って、きっちりスケジューリングとゴール設定・軌道修正をすれば、効果が即刻現れる学校広報。起業家の頃は効果が現れるまで我慢の連続だったため、教育機関での広報の面白さにめぐりあいました。
また、英語教員としても、研究・実践を繰り返してきた探究型の授業を全国特集(「現代社会が求めるスキル習得に絶好!CLIL×TBLT型探究授業実践と入試対策を両立する授業デザイン」)していただけました。さらに、九州・沖縄地区の高等学校・中学校英語教員向けの研究講師の依頼もしていただけるように。探究型授業といえば純真の岡田、と県からの研修講師依頼もあり、徐々に努力が形になってきました。
そして何より、今の2年生との出会い。今の自信のほとんどはここからきています。人の小さな成長にこんなにも感動できることに自分自身が驚いたほどです。
この年は小澤校長が埼玉より大型助っ人として本校にやってきて、さらに、実力のある先生方が入職されたことで、学校改革が形になりはじめ、少しずつ入職前に思い描いていたものに向かって進んでいきました。
生徒の皆さんに背中を押された3年目
そして3年目の今年。正直に言うと、今年はかなりつらい1年でした。
結果的には、イベントの動員数、出願者数ともに過去最高を更新しましたが、自信が持てない日々。会議中に突然、涙が出てくることもありました。学校独自文化へのイノベーションの難しさの壁とも対峙してきました。
そんな中、私を支えてくれたのは今の1年生でした。
挑戦する生徒の姿。最初は不安でも、 一歩踏み出して変わっていく姿。それを見て、私は思いました。人は、挑戦すると本当に変わる。そして、その姿は、周りの人の心も動かす。
そして、生徒の皆さん自身が、本校を自分たちの手でもっともっと魅力的な探究の学校へのアップデートしていこう!とする姿を目にして、この人たちに任せれば大丈夫、と思えるようになりました。
私のプレゼンのモデルである尊敬するSteve Jobs氏の名言、"If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?"(もし今日が人生最後の日だったら、今日これからしようとしていることをやりたいだろうか?)。2005年スタンフォード大卒業式の演説のこの言葉は、学生時代から一つの人生訓のようにして大事にしてきました。ひたむきに挑戦をしている生徒の皆さんを見ていて、自分自身も挑戦したい!という気持ちにしてもらえました。
良いところを10個見つけてから判断する
実は、もう一つ私が大切にしている人生哲学があります。
それは、「苦手な人でも、まず10個いいところを見つける。」
これは私のダイバーシティに満ちた海外バックグラウンドからきているものです。学校は多様な人や考え方の集まり。だからこそ、新しい考え方が受け入れられるべきだし、挑戦の後押しがされる空間であるべきだと思っています。
人はどうしても悪いところばかり見てしまいます。でも、いいところを探すとその人の見え方は大きく変わります。真逆の性格の人にこそ、自分に足りてないものがある。だから、少し苦手かなって思う人に出会ったら、私はラッキーだと思うし、成長のチャンスと思うようにしています。
皆さんの中にも、まだ自分でも気づいていない素晴らしいところがたくさんあります。
迷ったときは、迷ったら、アクションを起こしてください。そして、人のいいところを見つけられる人になってください。
純真高校で皆さんと出会えたことは、私にとって本当に大きな宝物です。
皆さんのこれからの挑戦をずっと応援しています。
最後に | アクション宣言
最後にアクション宣言です。生徒の皆さんに挑戦しなさい!行動を起こしなさい!と言っておきながら、教員がしないのは説得力がないので、具体的なネクストアクションをここでします。
英語教員としては、2年目で九州・沖縄地区の教員研修講師、3年目で全国の教員研修のサブ講師となったため、来年度4年目は、全国の教員研修のメイン講師としての登壇を目指します。外部講師として本校にきてください!と言っていただけるように活躍をし、日本の教育にイノベーションを起こします。
純真高校は、生徒の「小さな挑戦」を称え、変化を恐れない文化を大切にしています。岡田先生からいただいた挑戦のバトンを胸に、私たちは次なるステージへと歩みを進めます
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