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2023年度修学旅行x探究 in 沖縄【事後学習:リフレクション】

School Trip -Reflection-

Hi there. 広報チームです。

本日2024年3月8日に、修学旅行の事後学習として、特に探究活動を重点的に行なった「探究型タクシー研修」のリフレクションとスライド作成を実施しました。

探究型タクシー研修

修学旅行を単なる観光ではなく、大きな学びの場とするため、事前に疑問点とその答えを予想する作業【探究の基本「問いを立てる」「仮説を立てる」です】を事前学習でしていました。現地でフィールドワークをしながら、机上でたてた「問い」への「答え」や「答えのヒント」を探る。そうすることで生徒自身が体験を通じて思考を深めることができます

これが「探究」という学び方ですが、今回はタクシーで様々な観光地を訪れる際に「探究」をしてもらいました。

事後学習:リフレクションと成果物の制作

今回事後学習として、「リフレクション」、さらには、定番の振り返りスライドの作成を行いました。基本はグループに分かれての作業ですが、純真高校も多様性を重視していますから、こういった活動はグループでもペアでも個人でも、さらには教員とでも、選択できるようにしているクラスが多いです。また、教育DXも重視しますのでICTをしっかりと活用して作成しています。

流れ

一般的なイベントの振り返り + 事前にたてた問いに対する仮説の答え合わせ

の2つの作業をしました。中心は仮説の答え合わせです。現地で答えが分かったものもあれば、答えを沖縄の人でも知らずヒントだけを持ち帰った生徒もいました。「探究」は答えのない明確ではない疑問点の解決策を探し求めるのが主ですから、特に後者の状態で福岡に戻ってきた生徒のほうが教員視点では大歓迎。

ICTで協働作業 1 -iPadのフル活用-

今回は、iPadの中からKeynote、Google Slides、ロイロノートなどから使用ツールを選択してもらいました。教員から指定するよりも、いくつかの選択肢から自分の意思で決めたほうが、作業に責任感と当事者意識が持てるからです。

ICTで協働作業 -共有ノート-

本校ではICTツールの定番「ロイロノート」を採用しています。共有ノートの機能を使えば、グループで同時にスライド作成が可能です。今回はGoogle Slidesの共同編集機能を使っている生徒も多くいました。

グループで協働

純真高校では、日々の授業でグループ活動を主にするクラス・教員が年々増加しています。

こなれたクラスメイトとの活動ですが、一度しかない修学旅行ですから、リフレクション・まとめは一人ではなかなか難しいです。グループで行うことによって、違った視点に気づけより広い視野で作業を進めることができます。教員はあくまでもファシリテーターで、機能しなかった場合のサポートに徹しています。

教員との作業

教員に相談しながら進める生徒、教員との共同作業を採用する生徒もいました。純真高校は「教員も頑張る」学校ですから、生徒のサポートだけではなく、少しハードルが高い作業も教員自身が行っています。

成果物 : スライド

生徒がグループで共同して作成したスライドのタイトルページ

本日実際に生徒が書いていた探究の例です。

問い
 なぜ沖縄には白壁が多いのか
仮説1
 石灰石が多くとれるから
  そうだとしたらなぜ石灰石が多くとれるのか
仮説2
    年中暑いため白にして暑さを和らげている
  ギリシャも白壁が多いと聞いたが年中暑いわけではないのになぜか
答え
 (生徒自身が考えた答えを書いていました)

他にもイラストに力をいれてキャッチーなものに仕上げる生徒もいましたが、多くの生徒が「探究」の「問いを立てる」「仮説を立てる」「検証をする」という基本ステップを体験し、思考力を大きく高めているように感じました。

最後に:リフレクションで学びを次回に活かす

純真高校では、今年から様々な場面で「リフレクション」を推奨しています。これは教員自身も対象となっており、自己評価による数値化、課題の発見、改善案の検討を考える機会を設けています。その作業をして初めて、次回の類似したイベントに今回の反省点を活かすことができます。

今回修学旅行に探究型タクシー研修を盛り込んだことにより、もっと論理的に自分を振り返ることができました。今回の経験を、次回のイベント、さらには日々の学校生活に活用してくれることを願っています。

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岡田 直也

元経営者の英語科教員。入試広報部長。IIBC AWARD OF EXCELLENCE 2023受賞。TOEIC(LR)990点。英検1級。Anaheim University (TESOLコース)。出版:「TOEIC満点講師が教える科学に基づいた英単語の勉強法」(NY出版)「英語のプロ300人に聞いた 日本人のための 絶妙な言い回しフレーズブック」(DMM英会話)他

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