G’day mate.
サッカー部副顧問、Kドラマ(=韓国ドラマ)フリークの英語科の岡田です。7-8月は、チョンヘイさんの人気作D.P.や WEBTOONの実写The Uncanny Counterのシーズン2のリリースなど観たい作品がもりだくさん。全国Kドラマ視聴者ランキング(教師編)みたいなものがあったら、間違いなくトップ3になるくらいの作品数と時間量を費やしています。生徒の皆さんはご存知だと思いますが、どっぷり韓国語につかりすぎてレッスン中に英語と韓国語が混ざることが多々あります。最近、「了解したよ」= I get it. (アイゲッティ)を 알겠어(アイゲッソ)と言っていることに気付きました。逆に、覚えてネタとして使おう!と思っていた韓国語のセンテンスがうまく言えなくて復習し直す、そして、もう一度レッスンで試すということもあります。得意になるためには、ある程度の接触回数と反復、そして、実戦が必要なんですね。PDCAサイクルです。
さて、本題です。
今週末も他校と練習ゲームを実施してきました。7月29日(土)は男子チーム。7月30日(日)は女子チーム。
男子サッカー部:中村学園三陽高等学校と対戦
先週末の試合で挙がった課題を本日まで練習メニューの中に組み込んで重点的にやってきたため、本日がその実戦日。勉強で言えば、模試を受けて出た弱点をつぶしていき、次の模試で改善できたか確かめる、という感じですね。
全ての課題は解決できたわけではないですが、改善できたものが複数ありました。そして、なんと、4月からは一度も見えなかった新たな課題が本日浮かび上がりました。これは、これまで抱えてきた問題点を解決したからこそ生まれたタイプのもの。着実に成長していることがベンチからも実感できました。
この課題を来週の練習でまた修正を加える >> 来週末の練習試合で実戦にうつす、というPDCAサイクルをまわしていきます。
女子サッカー部:福岡海星女子学院高校と上智福岡高校と対戦
目標の確認
監督の前田先生より、今回の試合のゴールを複数明示していただきました。目標設定です。その中でうまくいかなかったものを来週からの通常練習の中で修正をしていきます。そして、次の練習試合が4日後にありますので、そこで実戦するというPDCAをまわしていくんです。これが効率の良い成長の鍵になります。
勝ちという結果を出せたこと = 成長速度が上がる
どちらもとても組織的に攻撃をしかけてくるチームで非常に強い相手でしたが、勝ちという結果を残すことができました。今回の試合は、メンバー不足のため私を含めて先生たちも試合に入りました。私は素人ですから影響はないですが、経験者の先生方がピッチに立っていらっしゃったのでその点はかなりアドバンテージになっただろうと思いますが、それでも、これまでの課題だったものがうまく機能しはじめたり、複数の得点をとれたり、と生徒にとっては大きな自信になったように思います。
目標に到達すると達成感が味わえ、その達成感が新たなモチベーションに変化していきます。PDCAをしっかりとまわすことで、その好循環が生まれ、成長速度があがっていきます。
そもそもPDCAとは
PDCAとはPlan, Do, Check, Actionという一連の流れを略したもので、元々はビジネス用語でした。生産や業務プロセスを効率的に改善し、成果を素早く確実に出すことを想定したサイクルです。
Plan | 「計画」:効果的に業務や学習を進めるためにはまずは目標・目的の設定が必須。その上でプラニングを進めます。 |
Do | 「実行」:実際にプラニングしたことを実践する。 |
Check | 「評価」:実践に移したことを評価。課題分析をする。 |
Action | 「改善」:分析した課題をどのように改善していくのか検討する。 |
この4つのプロセスを何度も何度もまわしていく。これがPDCAサイクルです。
例えば、組織的なプレーを重視したい、というゴールがあるなら、「練習メニュー・練習試合の設定 >> 練習をこなす[INPUT] + 試合で実践する[OUTPUT] >> 練習動画での分析・試合での課題分析 >>改善案の検討 」という一連の流れを踏めばよいんですね。
個人的にですが、初めて私自身の試合の様子を撮影してもらったので、自分なりに自己分析して生徒に提示してみようと思っています。
GROWモデル ☓ PDCA
純真高校では男子サッカー部も女子サッカー部も、前回の記事でご紹介したコーチングモデルGROWモデル と PDCAの促進で、さらなる飛躍を目指していきます。まだ、動画撮影も含めて教員が主体となっている状態なので、徐々に動画編集まで生徒に任せれば主体性が育め、さらにはICTデバイスを駆使することで「情報」の授業との横断授業のような状態も目指していきたいと思います。