G’day mate!
7月より男子・女子サッカー部のウェブサイト担当になった英語科教員の岡田です。さて、男子サッカー部は、4週連続という怒涛の練習試合の真っ最中です。8月19日より開催される全国高校サッカー選手権福岡大会のために実践経験を積んでいるんです。
全国高校サッカー選手権福岡大会とは
野球は夏は甲子園のイメージが強いですね。そして、サッカーは冬の国立競技場を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。これが「冬の国立」とか「選手権」と言われるのですが、その県予選の1次ラウンドが8月19日より開催されるんです。勝ち上がった先に、冬にテレビ中継される全国大会が待っているんですね。
筑紫丘高校との練習試合
7月22日にお隣の筑紫丘高校様と練習ゲームを実施しました。大会1ヶ月前は実戦練習がマスト。勉強に例えるなら、試験前の模擬試験ですね。そこで今年初めて筑紫丘高校様と試合をさせていただきました。道路を挟んで向かい側の高等学校。普段はマイクロバスで遠征をしていますが、今回はアクセス抜群でした。
30分のゲームを3試合。3o℃を超える猛暑の中、多くのメンバーが3試合ともに出場し、最後に足をつる場面も見られました。スコアは満足のいくものではなかったですが、先週の試合後にミーティングで改善案を考えた課題の中でも、今回の試合で修正できたものがあり、着実に成長をしています。
主体性を育む初めての試み:選手たちが監督をする
今回なんと監督が不在のため、副顧問でありサッカー未経験の私岡田が引率をしました。動画編集や動画による分析、ミーティングでのPDCAサイクル促進は得意分野ですが、技術的な面はからっきしです。
そこで今回の練習ゲームのテーマは、ひそかに、「選手が選手自身を監督する」に設定しました。監督が不在、という状況はなかなかないですから、自分たちで自分たちをプロデュースする絶好のチャンスです。サッカー部は私を含めて、サッカー指導を通じて、主体的に動き、自分自身の頭で考えることのできる人材の育成が目標の1つです。
体調不良のため急遽欠席したメンバーのポジションに誰が入るのか、その場合、誰をどこに動かすのか。1, 2ゲーム目は監督より事前にフォーメーションを決めていましたが、3試合目だけは完全に選手たちに託し、全てのポジションをメンバーだけで決めてもらいました。
結果は…
3試合目が最も得点を決められてしまいました。適材適所でチームの最大のパフォーマンスを発揮できる布陣を考えられる監督(中田監督)の偉大さを感じた瞬間でした。
自分からアクションを起こすのは難しいが成長する
今回選手たちに監督を託しましたが、一教員目線として、試合前のミーティングは、思っていたほど活性化していなかったというのが本音です。ただし、戸惑いを感じつつも、その中でもリーダーシップを発揮しようとするメンバー、そのサポートに入るメンバー。その時は話さなかったけれど、グラウンドで誰よりも声を出して表現をするメンバー。成長を垣間見ることができました。指示を待つのは楽ですが、自分で考えて自分から動いていった経験は、将来確実に役立ちます。引き続き、選手たちをそういった人材になるように日々コーチングをしていきたいと思います。
8月19日、全国高校サッカー選手権福岡大会の初戦の勝利に向けて、男子サッカー部は技術面だけじゃなく、メンタル面でもさらにレベルアップをしていきます。
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